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コンバインドテスト(OSCAR検査)とは?実際に受けたので費用や結果を紹介します

投稿日:2019年4月18日 更新日:


妊娠中の胎児の出生前診断の一つにコンバインドテスト(いわゆるOSCAR検査)があります。

受けるべきかどうなのか皆さん迷われるところだと思うので、実際に私が受けてきたときにかかった費用や時間、結果のわかり方など詳しくご紹介します。

妊娠がわかるととっても嬉しいですが、お腹の子は元気に育っているのか、などなど常に不安は尽きないものです。

私が通っている産院では妊娠がわかってすぐ、8週目くらいには胎児染色体検査についての案内がありました。

病院によって方針は様々だと思いますが、その院では「産まれてから何かあったときに、あの時出生前の検査があるなら教えておいてほしかった」と言われるようなことがないよう、選択肢の一つとして検査があることを紹介しているんだそうです。

その検査とは以下の3つです。

  • コンバインドテスト
  • 検査時期:妊娠11週~12週
    検査料:29,000円
    21トリソミー検出率:80~90%

  • NT検査
  • 検査時期:妊娠11週~12週
    検査料:12,000円
    21トリソミー検出率:70~80%

  • 母体血清マーカー検査
  • 検査時期:妊娠15週~17週
    検査料:18,000円
    21トリソミー検出率:70%

※上の数字はあくまで私の産院で教えてもらった値なので他とは違う可能性があります。

そして、産婦人科の先生の話によると、3つのうち1つを受けて、そこで異常がある可能性が高ければ羊水検査に進む、という方法をとることになるそうです。

そしてこの3つの中でどうせ受けるのなら一番検出率がいいコンバインドテストCombined testがおすすめ、ということでした。

コンバインドテストとは?

そういうわけで、コンバインドテストとはどういったものか?ということを調べたのですが、文字通りコンバインド=組み合わせという意味です。

この検査をする資格を持った認定医が超音波で退治の首の後ろ部分の厚み(NT)を測定し、さらに母親の採決を行って血清マーカーの値を調べ、2つの結果を組み合わせて胎児が21トリソミー(ダウン症)、18トリソミー、13トリソミーである確率が調べられる、というものでした。

迷ったのが、検出率は80%である、ということでせっかくコンバインドテストを受けても、完璧に結果がわかるわけではない、あくまで可能性の粋を出ないということです。

また、検査を受けてその結果があまりよくなかったときにどうするのか?ということも不安ですよね。

もうすでに命として存在している赤ちゃんに対して検査をすることが果たして正しいのか、そして異常の可能性が高いときにはどれくらいの結果から羊水検査に進むべきなのか?というのも悩むところだと思います。

ここは不安に思っていることはどんどん病院の先生に確認して、そのうえで旦那様としっかり話し合って決めることがいいと思います。

コンバインドテストを受けるべきか?について

私の場合は年齢が33歳です。

最近妊娠・出産は高齢化が進んでいて、33歳は決してダウン症の確率はまだそんなに高くない、と先生には言われました。

そして私は今回2人目の妊娠なのですが、前回の妊娠時はまだ20代だったので出生前診断について先生に教えてもらうこともなく(今回の妊娠とは別の病院です)、それゆえあまりそういったダウン症などの異常がある可能性というのを認識せずに出産まで至りました。

でも、やっぱり検査の方法がある、と聞くと少しでも知りたい、と思うのが人間だと思います。

また、2人目ということもあり、1人目の「何も子育てについてわかっていない」という状況とは違うわけで、育児にはやっぱり大変なことがいっぱいで、できるなら健康に生まれてきてほしい。

自分には障害がある子供をきちんと育てていけるのだろうか、などという疑問がいろいろ湧いていました。

そのうえで先生に「受けるべきでしょうか」と再度相談したのですが、

「コンバインド検査でわかることはダウン症をはじめとしたトリソミーだけで、それ以外にも胎児の異常や障害はいくつもある。

あくまで少しのことだけしかわからないけれど、それでも知っておきたい、と思うなら受けてもいいと思います。」とのことでした。

また、私くらいの年齢でもコンバインドテスト(OSCAR検査)を受ける人はいるのか、ということも質問しましたが、「気になる、と思う人はやっぱり高齢出産でなくても受けている」ということでした。

病院としてはもちろん、みんなに勧めるわけではないし、自分で納得して受けようと思う人だけ受けてください、という感じですね。

夫婦で話し合って決めたこと

「お医者さんとしてはそう言うしかないのはわかるけれど、そんなことを言われるとよけい受けるか受けないべきか迷う…」と思いながら夫と相談しました。

その結果、旦那は
「自分は受けても受けなくてもどちらでもいい、と思うけれど産むのは〇〇自身なんだから、〇〇が受けておきたい、と思ったら受けたら。少しでも安心につながることもあるし。

でも、もしも今回のテスト関係なく何か子供に障害があっても、その時はあたりまえだけど2人で受け入れて育てていこう、という覚悟には変わりはないから」ということでした。

今回受けたからと言って完璧にわかるわけではないこと、それ以外にも障がいの可能性はたくさんあること、それらをわかっていても安心の一つとして受けることにしました。

また、「こんな時にお金の話?」と思われるかもしれませんが、私にとって3万円は大金なので、このテストでそんな金額を支払うこともどうなのか、とも思っていましたが安心料と考えることにしました。

さらに、もしもコンバインドテストで異常がある可能性が高い、と出ればその時にはお金がかかっても羊水検査まで受けよう、ということも決めました。

また、一昔前はこんな出生前検査はなかったですよね。

この出生前検査をすべきかどうか、自分の母親に相談しようかとも思いましたが、相談すると「赤ちゃんの命を選別するってこと?」と指摘をされ、自分が混乱する可能性も0ではない、と思ったので今回は夫婦2人だけで話して決定し、検査を受けたことも親には言いませんでした。

コンバインドテストの方法について


ここまでが大変長くなってしまいましたが、本題に行きます。

やると決めたら、同意書を書いて提出し、検査を予約しました。

病院にもよると思いますが、私の産院の場合は検査できる日が限られているので急いで予約。

当日はドキドキしましたが主人が休みの日だったので子供は預けて1人で検査を受けに行きました。

これは、1人で受ける人も、夫婦で受けに行く人もどちらもいるそうです。

そしてまず超音波検査を受けます。

お腹の赤ちゃんの首の後ろの厚さ(NT)を測るために、先生が何度も丁寧にお腹にエコーを当ててくれます。

時間は10~15分くらい、と聞いていましたが実際には10分もかからなかったと思います。

そして、その場でNTの値は教えてくれました。

私の場合は2.4mmということで、すごく薄くはないけれどすごく厚くはない値、というなんとも微妙な結果でした。

また、この値が高くても異常が全くなく生まれてくる可能性もたくさんありますし、あくまで可能性の粋を出ない、という話ではあります。
(だからこそ羊水検査があるのですが)

そしてその後、血清マーカーのための採血をしてその日は終わりました。

採血も妊婦健診の普通の採血と特にやり方が変わっているところはなさそうでした。

そういうわけで、コンバインド検査は緊張しましたが、特に体に負担がかかる、ということもなくすぐに終わったのでした。

コンバインドテストの結果

結果は3日後にはわかります。

NTで教えてもらった結果では首の後ろの厚みがすごく高いというわけではない、ということでしたがこれまた緊張しながら結果を聞きに行きます。(このときは子供と一緒でした。)

検査結果の紙を渡され、超音波検査の結果と血清検査の数値の両方が書かれ、さらにもともとの年齢のみでみたときのトリソミーが産まれる確率も加味されて「数的異常染色体推定値」というのが導き出されています。

私の場合はNTの値はすごく低い、ということはありませんでしたが血清マーカーの値は悪くなかったようで、

胎児が21トリソミーである確率は1/796
胎児が18トリソミーである確率は1/100000
胎児が13トリソミーである確率は1/100000
という結果でした。

この確率の値の範囲はいろいろで、確率が高ければ1/2だったり1/4だったりしますし、低ければ何千分の1だったりもするそうです。

私の場合、何千分の1というような低い数値は出なかったのは残念でしたが、すごく確率が高い、というわけではないため一定の安心は得られました。

病院の先生も結果を話すときに「この数値では直ちに次の羊水検査は勧められない」と言われていました。

羊水検査は300人から500人に1人の割合で流産の可能性もあるから、1/796くらいの低い数値では受けるべき、とは言えないようです。

コンバインドテストにかかった総費用

コンバインドテストは最初の方に¥29,000と書きましたが、実際にはこれに消費税がかかり、さらに検査結果を聞くのに私費ということで¥2160かかりました。

そういうわけで私のコンバインドテストは終わりました。

その後、今は妊娠中期でまだ産まれてはいません。

実際にダウン症を含む様々な症状を持った子供が産まれてくるかどうか、というのは結局産まれてみないとわからないのですが。

受けるか受けないか、というのは受けたときにもしトリソミーの確率が高かった時にどうするか、というのまで夫婦で話し合って決めてから受けるべきなのかな、と思いました。

どちらにしても妊娠・出産は不安ですよね。どんな時でも結局は夫婦2人で話し合って一番納得のいく方法を選択していくしかないんだ、ということを改めて考えさせられました。

この記事はあくまで私の場合を書き記したもので、コンバインドテストをおすすめする、というものではありません。

どんなテスト?と悩んでいる方に対して、少しでも参考になれば幸いです。

 
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