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ドラマの感想

隣の家族は青く見える 3話感想 不妊治療の大変さ&夫婦の絆につい涙

投稿日:2018年2月2日 更新日:

フジテレビの木曜10時ドラマ「隣の家族は青く見える」第三話は
より問題の深堀がされていて見入ってしまい、あっという間の時間でした。

特に印象に残ったのは妊活の大変さと大器&奈々夫婦の絆の強さで
ラストシーンは思わず涙。

感想をたっぷり書いていきます!

1話と2話の感想もこちらで書いています↓
⇒隣の家族は青く見える 第1話感想と主題歌 テーマは重いけれど見やすい良作
⇒隣の家族は青く見える 第2話感想 奈々&大器の妊活奮闘と朔のピュアさが際立つ

隣の家族は青く見える 第3話の感想

今回も大器(松山ケンイチ)&奈々(深田恭子)夫婦の妊活の大変さとそれに夫婦で懸命に向き合う姿が描かれていましたね。

その点については後ほど書くとして、まずは前回第2話でゲイカップルだとバレてしまった衝撃のシーンの続きからです。

朔&渉のキスを目撃した奈々の反応

朔(北村匠海)と渉(眞島秀和)は前回こともあろうに共有スペースでキスをしてしまい、そこを荷物を取りに戻った奈々(深田恭子)に見られてしまう、という超気になる展開で終わっていました。

奈々に見られてうろたえる渉さんの表情がちょっとかわいかったです。
「親戚のスキンシップというか・・・」と言って、朔ちゃんに「その方が気持ち悪いでしょ!」と突っ込まれるのも面白かったです。

デリケートなシーンなのに、ライトに描くのが上手ですよね。

奈々はどんな反応を見せるのかなーと思っていましたが、「大丈夫ですよ^^」とやっぱり、奈々ちゃんはさすがの対応です。

私だったらなんて反応できるかな。
変に取り乱したり、「すみません、見てしまって」と謝るのも逆にLGBTの関係を見てはいけないものととらえてるみたいで失礼だし、難しいですね。

でも、奈々の反応はさすがだと思いました。

また、後に奈々に会ったときに「わたるんはゲイだってオープンにしてないから黙っててほしいんだ」と言う、朔ちゃんも渉さん思いでほっこりしました。
奈々&朔ちゃんのシーンは画がきれいだからか?二人ともいい人だからか?いつもほっこりしますよね。

奈々に近づく朔を怪しむ大器

そして、前回の予告でも奈々が倒れて、「奈々ちゃん、大丈夫?」と朔が助けて家で介抱するシーンが描かれていましたが、予想通りの展開が描かれていましたね。

奈々が家の前で倒れていて…って、普通大人が道で倒れていたら誰でも驚くし介抱すると思います。というか、家に連れていくんじゃなくて救急車を呼ぶかもしれないです。

でも、ベッドに寝かせてあげる朔ちゃんに旦那さんの大器が「お前ー!」っとばかりに殴りかかってくるシーンはコミカルで面白かったです。

 
今回のドラマ、松山ケンイチさんの演技が個人的にかわいいというか、いいなーと思います。
いつも眠そうな顔なんだけど、大切な奥さんがちょっかい出されたりするたびにやきもちというかいい顔してて、それを見るのが楽しいんです。

でも、ゲイであることを打ち明けて、女性には興味がないことを大器にも言った朔。

大器も普通に受け入れていましたね。
3人でケーキをほっこり食べる姿にもなんだか癒されました。

えっ、別れちゃうの?と思ったちひろ&亮司

また、前回ラストから大きな動きがあったのはちひろ&亮司ですよね。
それ以外の小宮山家と渉は特に3話では大きな動きはなかったかなーという感じです。

亮司(平山浩行)は離婚して急死した元妻との子供を引き取って3人で暮らしたい、とちひろ(高橋メアリージュン)に告げます。

 
私としてはもう少し亮司はチャラい(失礼)感じなのかな、と第一印象では思っていたのですが、やっぱり自分の子どもだし、親の責任を果たさないと、という思いが強いんですよね。

が「それなら別れる」というちひろ。

それはそうですよね、「子供は欲しくない」とずっと言っていて、その条件でもOKだと言ってくれたのが亮司だったのだから、今更連れ子がいるから、と言われても納得できないし受け入れられないです。

子供と私とどっちが大事なの?と言いたい気持ちもすっごくわかります。
でも人間、一度親になったら子供を育てる義務がありますしその点は亮司が正論なのかなあと。

そして、少し意外だったのが、「ちひろは子供と暮らすということを頑として受け入れられないわけじゃなくて、自分を子供と住むように説得してでも別れないでほしい、と言わない亮司が悲しい」というところです。

これは、奈々とちひろのお茶シーンで明らかになりましたよね。

でも、これが本当ならこのちひろカップルはもう少し話し合えば分かり合えそう、お互いの妥協点を見つけて行けそうな気がするんですけどね。

もう結婚式直前なのに別れるなんて悲しすぎます。

ただ、ちひろが「なぜ子供が欲しくないのか?」がこれまで描かれていませんよね。
きっとこの後の回で描かれるんでしょうけど、そちら次第なのかな、と思います。

きっと深い理由が隠されているのでは、という気がしてなりません。

妊活の大変さについて

今回は3話で、たぶん不妊治療のクリニックの先生が言っている「タイミング法はあと2回くらいにしておきましょう」の最終のタイミング法チャレンジなんだと思うので治療を始めてから3か月くらいがたった、という状況でしょうか。

あらゆる面での不妊治療の大変さが描かれていましたよね。

①費用面での大変さ

まず、費用面での大変さです。
これまでに不妊治療にかかった費用は3か月あまりで9万円、と結構な金額です。
これで絶対妊娠するのなら払えますが、「いつがゴールなの?」と思うと辛いものがあります。

それに、治療をせずに授かっている場合ですとそもそもかかってこないお金なわけですもんね。

また、不妊治療の助成にも年齢制限があるということ、など勉強になりました。
高齢で妊娠しにくいからこそ治療をすると思いますが、高年齢ということで助成が受けられないのも辛いことです。

妊娠~出産と、その難しさについて、そのあたりを小中高あたりでもっと学べるシステムに日本も早くなるべきですよね。

②仕事との両立の大変さ

これは前回からも少し描かれていましたが、奈々はダイビングのお仕事をしているので、結構体力を使う仕事なんですよね。

「学科の方に回すこともできるからー」とダイビングスクールの上司?の方が言ってましたが、それでも治療しながらダイビングは結構負担がありそうですし、もし妊娠出来たらお仕事続けられるのかな?なんて問題もありますよね。

また、不妊治療も続けるほど不定期に病院に通わないといけないため、会社にも理解してもらうのが大変そうです。
体のサイクルや状態に合わして病院に通う、というのは社会人にとってはかなりの負担です。

不妊治療のためにはお金もいるのに、働くのも難しい…そんなことがこれからの回でも描かれていくのかな、と思います。

③心に余裕がなくなってくる大変さ

今回は最後の大器&奈々がお好み焼きを囲むシーンで泣いてしまいました。

サプライズで子宝のご利益がある神社に連れて行ってくれて夕飯まで作ってくれた大器に感謝する奈々ですが、
「琴音ちゃん(大器の妹)の胎動を喜んであげられなかった」と告げる奈々。

自分がどんどん嫌な人間になっていくのが辛い…という奈々。
ここの深田恭子がどんどん鼻声になっていくシーンにやられました。

周りの幸せを喜べない、そんな自分が嫌、という普段穏やかで誰もに優しい奈々ならではの辛い気持ちだと思いますが、
「いいとこと悪いところがあるのが人間です」という風に受け止めてあげる旦那さんもさすが。

「向こうは予定もしてなかったのにあっさり子供できてこっちはこんなに頑張ってるのに子供できない。それで他人の幸せ喜べたらお人よし通り越して馬鹿だよ」
って奈々が言えない、心の不満や愚痴を代弁してあげるのがいいですね。

外では「あなたたちに子供ができてうちはできないって不公平ですよね?もう幸せ自慢やめてよ!」とか言いたくても言えないですが、夫婦の間だけでも、黒いこと、心が汚いことぜーんぶ吐き出せる、っていうのはいいことですよね。

これがあるから明日も、またなんとか平然とした顔をして外でやっていける、というか。
こんな気持ち吐き出せるところがないと心が折れちゃいますよね。

ふたりは子供がなかなか授かれない、というのは辛いけれど、夫婦のこんな強い絆があれば、一生どんな困難があっても無敵というか、乗り越えて行けるんでは、と個人的には見てて思いました。
そんな絆こそが、みんな欲しくても手に入らないんじゃないかなあ、と。

現に小宮山さんちは子供が2人、と恵まれていますが夫婦で本音で話し合える、という関係には程遠いですもんね。

また、奈々が辛い、となったときに大器はどんと構えているというか「大丈夫だよ、絶対俺たちのとこにも赤ちゃんくるよ」と支えてあげられるたくましさが素敵と思いました。
大器も不安はあるに決まってる。絶対くるって根拠はある?、って言いたいに決まってる。

でも自分が支えていく、っていう覚悟が感じられました。
ほんと、夫婦支え合いですよね。

個人的には深夜の誰もいない会社で一人、新規プロジェクトの案を練りながら奈々の「想像妊娠だった」メールを見たときの松山ケンイチの横顔がなんか忘れられないです。

こんなに苦労して妊活をしているのだから、もし授かった場合は他の普通に子供ができた夫婦よりも違った景色が見えるのでは?子供によりよい愛情をそそげるのでは?と思って胸が熱くなりました。

次回予告では人工授精にチャレンジするかも、ということに奈々のお母さんが反対するようなシーンが描かれていて、またひと悶着ありそうです。
でも、二人のところに早く子供が来てほしいな、と月並みな感想ですが思ってしまいます。

 
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過去の回の感想はこちらです↓
⇒隣の家族は青く見える 第1話感想と主題歌 テーマは重いけれど見やすい良作
⇒隣の家族は青く見える 第2話感想 奈々&大器の妊活奮闘と朔のピュアさが際立つ

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